2022.04.03
こんにちは! サンプロのクリエイター・村越です。 |
前回のブログでは、今住宅業界で注目度ナンバーワンといっても過言ではない松尾設計室の松尾和也さんを大特集した雑誌で「優秀工務店」としてサンプロをご紹介いただいた、という話をさせていただきました。
前回ブログ:【優良工務店として雑誌に掲載していただきましたvol.1】松尾式設計術とサンプロの家づくり
今回はその続きで、「松尾式設計術は具体的にどんなものなのか」をサンプロの実例を用いながら簡単に一部ご紹介します。
感覚だけではなく、数値をベースにしたものづくり
いい家には根拠があり、その根拠をひとつひと重ねあげてつくるのが松尾式の家だと、前回チラッとご説明しました。
根拠あること。つまりたとえば耐震ひとつとっても、感覚的に「これだけ頑丈にしたから大丈夫だろう」ではなく、松尾式では必要な数値を基準にします。
「暑さ」「寒さ」「結露」「地震」「丈夫さ」「ランニングコスト」といったあらゆる心配事にたいして根拠ある数字で応える。
そして「住み心地のよさ」といういっけん漠然としたものに対しても根拠を示してデザインする。
それが松尾式設計術であり、サンプロが本当に大切すべきだと共感し、採用させていただいた考え方なのです。
開放的であたたかいサンプロの家を、松尾式実践レポート内で取り上げて頂きました
松尾式の事例として雑誌内で取り上げて頂いたのは、サンプロが上田市で施工させていただいた、大きな吹き抜けが特徴の明るく開放的な家です。
その特徴を松尾式設計術に照らし合わせると、
・「コストパフォ-マンスのよい高気密・高断熱」で夏涼しく冬あたたかいこと
・「パッシブ設計」で季節ごとの太陽の位置まで計算していること
・「適切な冷暖房計画」として床下エアコン一台と換気設備の「Airflow+FAN」というサンプロ独自システムを導入していること
などが共通します。
これらはすべて、国が定めている数値に加え、松尾式設計術をはじめとする先進的な理論に学び、さらにサンプロが独自に年月をかけて測定したデータをもとに決定・施工。
そのほかたとえば「耐震」に関してなどは、国の基準や一般的な喜寿をベースラインとして独自の社内基準を設けています。
※ レポート内で記載されている、サンプロの「数値で見る性能」詳細は こちら、サンプロの「品質保障」詳細は こちら からご覧いただけます!
家づくりはもちろん、「いい仕事」のヒントにもなる本です
今回拝読して思ったことは、
「この特集は家の話にとどまらない。真剣に仕事をしているすべての人に向けた話だ」
ということ。
自分の仕事を受け取ってくれる方に対して、どれだけ誠実でいるか。
そして、それを伝えることがいかに難しいか。
実はこの雑誌のなかでサンプロは「わかりやすい言葉や形で家づくりを伝えている(p.138)」とも評価していただいています。
サンプロで広告なども手掛けながらクリエイターとして仕事をしている私にとって、こんなにうれしいことはありません。
雑誌ではほかにも、水まわりリフォームの会社から出発したサンプロが、「新築もやってほしい」というお客様のお声を頂きながら、いくつかのフェーズを経て今のかたちになったことなども、とても丁寧に取材していただいています。
巻頭の、元日産R35GT-R開発責任者・水野和敏氏×松尾和也氏の対談なども読み応えのある素晴らしい特集でした!
家づくりはもちろん、いい仕事のヒントにもなるこちらの号。
皆さま、ぜひお手にとってご覧ください!
■「建築知識ビルダーズ48 賢くムダなく高性能!松尾式住宅設計術」 購入は こちら から可能です。