2020.08.01

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はじめまして! サンプロ広報部デザイナーのムラマツヨウヘイと申します。 |
このブログは「つくる人のつくる人によるつくる人のための話」と題しまして、サンプロが誇るクリエイターに、クリエイターである私がインタビューを行い、クリエイターとは何たるかをお伝えするブログです。
クリエイターって言いすぎましたね。
つまりは「つくる」ということにフォーカスをあてた割と真面目なブログです!
記念すべき第1回目のクリエイターはこの方

それでは本編をどうぞ!
| 本日はお時間いただきありがとうございます。 よろしくお願いいたします! |
| よろしくー |
| お聞きしたいことが山ほどありますので、早速ですが本題に移らせていただきます。 |
| 前半は設計士である片桐さん自身についての質問をさせていただきます。 クリエイターは常に世の中のあらゆるものから影響を受けて「つくる」という行為を行っていると思います。 そこで、片桐さんの設計における影響を受けたものをお聞かせ願います! |
| 影響を受けたものか… そもそもなんだけど、建築に興味がなかったんだよね |
| え? |
| 建物を作るというよりは人の気持ちが豊かになる場所とか幸せになれる空間とか、そういうものを作りたかった。 |
| あぁなるほど、モノづくりというよりはコトづくりをしたかったということですかね? |
| そうだね、非日常的な空間だとか、そこに行くだけで気持ちがリフレッシュできる空間だとか、そういう何かに携わりたかったんですよ。 それで、たまたま建築学科に進んでいたので、店舗設計の分野の方がそれを実現できると思って店舗も手掛けている建築会社に就職したんですよ。 けれども店舗設計はできなくて、結局住宅設計をやっていた。 |
| なぜ住宅の建築は嫌だったのですか? |
| その頃の僕の考えだけどね、住宅ってその家に住む人”だけ”が幸せになれるものであって、周りの人からしたらなんとも思わない、もしくは迷惑なんて思う人もいるかもしれない。 そんな考えを持っていたから、その会社は辞めてしまったんだ。 |
| なるほど。その後はどう過ごしたのですか? |
| 自分を見つめ直す期間と思って、貯めていたお金でヨーロッパへ旅に出たんだ |
| おぉ、クリエイターっぽい… |
| それでどうせなら観に行こうと思ったのがパリ近郊にあるコルビジェが設計したサヴォア邸 |
| 今の建築に大きな影響を与えた有名な住宅ですね |
| それを実際に見て思ったんだ「住宅でも自由な発想で考えれば可能性が広がるんじゃないか?」と。 もう一回住宅をやってみようかなと自然に思った。 |
| とてもいい話! 「サヴォア邸」が設計における影響を受けたものですかね? |
| そうだね、そこから今までの考えと合わせて“周りの人も幸せにできる家づくり”をしようと思えるようになったね。 |
| クリエイターはこだわりや各々のルールを持っている方が多く、それを取り上げた番組も多く見られます。 片桐さんはそういったこだわりをお持ちですか? |
| うーん…毎日朝晩に納豆を食べます |
| 納豆 |
| 毎日食べます。朝も晩も。 |
| …ルーティンというやつですね。 他には…なにかありますか? |
| あとは、あんまり寝ないことかな |
| あんまり寝ない |
| オフの時間をゆっくり過ごすことが大切だから、毎晩3時ぐらいに寝るね |
| …ショートスリーパーというやつですね 他には…なにかありますか? |
| 設計プランを提案するときは、平面図では伝わらないので必ずスケッチを描きます。 |
| 急にちゃんとしたこだわりですね |
| そのスケッチを描くときはなるべく色をつけないようにしてるね |
| それはなぜでしょうか? |
| 色をつけてしまうと先入観でアイデアが凝り固まってしまう。 白黒のスケッチからは可能性が広がりワクワクする。 それが大事だね。 |

片桐憲之によるスケッチ
| たしかにそうですね! 私はグラフィックデザインを主に制作していますが、その考えは共通していると思います。 素晴らしいご回答ありがとうございます。 |
前編はここまでです!
後編では片桐さんが実際に設計した住宅について触れていきます。
今後ともよろしくお願いいたします!
ムラマツヨウヘイ